図書館での資格の勉強から自宅へ戻ると、糖尿病を患う母がベットの中から、「頭がフラフラする」と。体調が芳しくない様子。
午後7時頃に夕食。あまり食はすすまず、母は直ぐベットの中へ。しばらくすると、気持ちが悪いと、食べたものを戻してしまいました。
これはいかん!と思い、通いつけの病院へ母を。フラフラと立っているのもやっとの状態。受付を済ませると、看護婦さんがすぐに、体温、血圧、血糖値を測定。体温、血圧は異常なく。血糖値が78mg/dl。通常値に比べて非常に低く、低血糖が発症しているとのこと。
医師の指示で早速点滴。点滴薬は、ポタコールR輸液(一般名:5%マルトース加乳酸リンゲル液)500ml。約20分くらいで注入完了。早く入れすぎたためか、手足が冷たく体が振るえていました。
マルトース(麦芽糖:maltose)、は、ブドウ糖(α-グルコース)2分子が結合した還元性二糖。水飴の主成分で、化学式はC12H22O11。酵素(αグルコシダーゼ)や酸によりブドウ糖に分解されます。(出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
点滴による急な血糖上昇を防ぐ為にブドウ糖(グルコース)ではなく、麦芽糖(マルトース)を含んだポタコールのような輸液剤(点滴液)が市販されているそうです。なるほど!
毛布をかぶり、体を温めつつ、医師の再診察。まだ、頭がふらつくとのことで、CT撮影。よろよろと歩いて、撮影室へ。数分後には、診察室で母の頭部コンピュータ断層画像を見ながら、医師の説明。脳梗塞などの大きな異常は見当たらないとのこと。一安心。
医師は、「明日また来てください。その間に様態が変わったら、救急車を呼んでください。」と。自宅へ戻ると、母はそのままベットへ。頭のふらつきは多少よくなったようです。いつの間にかグ〜グ〜と。
2011年02月10日 【追記】
朝、母はまだ少し頭がフラフラするとのこと。朝食は食べることが出来たようです。再び医師の診察へ。再度の点滴。今日は35分くらいかけてゆっくりと。点滴後の体の震えは無く、自宅へ戻ると、母はまたベットへ。。。糖尿病は困ったものです。 |

マルトース(麦芽糖)―分子構造
麦芽糖+H2O (酵素、酸)
=ブドウ糖+ブドウ糖 |